多床病室はお互い見守る仲間の部屋

病室仲間からの手紙

生まれて初めての昨年2019年末から2020年の春まで3ヵ月に及ぶ入院と静養、夏の一か月の抗がん剤投与に伴う入院、そして夏の終わりの二週間、そして秋には三度目の入院して病棟で過ごせば知らなかったことに気づくくことがたくさんありました。

お医者さん、看護師のみなさん、ヘルパーさんやさまざまなスタッフへのみなさんの献身的な仕事ぶりに感謝しながら病棟暮らしで起きたことをまとめています。
今朝は昨年3月下旬までの入院時にいただいた同室仲間からの手紙のお話です。

2か月の同室の部屋

腰部脊椎管狭窄症とさまざまな合併症で入院した病室は4人床、既に3人が入室した後に新人として入り、じつにそれから2か月間ご一緒することとなりました。
80代の先輩が2人、私が62歳もう1床は一週間ほどの短期入院者が入っていました。そこでここに書いているような病棟暮らしの多くを学びました。
3人は24時間共に暮らす仲間、コロナ禍の前からはじまりの頃でしたからプライバシーカーテンを開けて顔を見合わせて食事をしたり、お互いの家族とも話したりと充実し、患者同士お互いの世話はできませんが、、朝夕の挨拶や届きにくいものを取ってあげるなど見守ることはできる。
実際ナースコールをせずとも互いにできることはある。そして苦しそうな時は気づいてあげて知らせてもあげられるのです。

退院はみな同じ時期に

お互い闘病をしながらも少しづつよくなってくる。私の退院日が決まった頃、ひとりの80代の病棟変更が決まりました。リハビリをはじめていた彼はリハビリ専門棟に転室して退院に向けてがんばるのです。
私たちがうらやむほど奥様や娘さんがケアにやってきてはお世話されている彼は病棟スタッフにも愛され、もちろん私たちもその人柄に惹かれていました。そして転室の日に娘さんから手紙をいただきました。

「頑固で人見知りの父に沢山お声かけ掛けしていただき心より感謝します・・」というものでした。
残った3人で話して病室に貼って4人の部屋の同室記念として飾り、病棟スタッフと共有しました。
彼のベッドは空いてしまいました。

退院の日に

普段はあまり話さないもう一人の80代が私の退院の日、さみしがる私にしっかりと話してくれました。長い話はできずとも心の温かさを持つ人である人とはわかっていました。
そして先に退院する寂しさを伝えれば、肩をたたいてかばってくれました。それほど4人の部屋は居心地がよく守られた部屋になっていたのです。そして送られて退院となりました。

私が退院した1週間後、その80代は療養型の老人病院への転院が決まっていました。
頑なに治療を拒んでいた頃に同室になり、少しづつ病棟スタッフや同室の私たちにもなじんでいただき、見違えるように病状が回復してリハビリにも積極的に取り組むようになったからでした。これを聞いて私も安心して退院できました。

見守ってもらった・見守った

入院すれば治療や手術、その後もベッドに寝たきりでふさぎがちになりますが、多床病室では朝夕に挨拶だけでもできます。そのうちに話すようにもなり、見守ることができるようにもなる。
患者同士が癒しあうことができ、みんなの力でお互いに回復を促進することができると思います。
決してひとりじゃなく、同室相哀れむのではなく治す仲間と意識できれば回復は早まるのです。

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