杖(つえ)になればベンチが必要

座れる場所があることが杖つきには必要

生まれて初めての昨年2019年末から2020年の春まで3ヵ月に及ぶ入院と静養、夏の一か月の抗がん剤投与に伴う入院、そして夏の終わりの二週間、そして秋には三度目の入院して病棟で過ごせば知らなかったことに気づくくことがたくさんありました。

お医者さん、看護師のみなさん、ヘルパーさんやさまざまなスタッフへのみなさんの献身的な仕事ぶりに感謝しながら病棟暮らしで起きたことをまとめています。 今日は杖をつくようになればベンチが必要というお話です。

62歳で知ったお年寄りが家から出られない理由

杖をついて歩くようになればまだ若い62歳ながら社会に必要なものを知ることになる。それは家ではもちろん、出かけた際の座る場所の確保です。
車で出かけても少し歩ければ座って休むところが欲しいもの、ところが社会にはそんな設備はあまりないのです。歩みに心配があれば、体力に自信がなければ休むところがなければ出かけられないのです。

社会を動かしているのはまだ気づいていない世代であること

さまざまな施設は健常であることを基本に設計されています。日まわり品を求めるマーケットや店舗、さまざまなものを求められる大きく広いショッピングセンターは「長く歩けない」身にはやさしい施設ではありません。
家族と出かけても休んでいられるところがあれば不安は少なくなりますが、ケアがされているとは思えません。
なぜならば社会を動かし、設計に企画するのは老いに伴う現象に気づかない世代であるからでしょう。

海外ではベンチは老若男女が集い過ごす場所

NHKの人気番組「世界ふれあい街歩き」は観光地だけでなく街を歩く視線で紹介する番組、海外の国々の人々の普段の生活を紹介しています。
そこでうらやましく思うのは観光地はもちろん、都市の中を流れる川沿いや海辺などには多くのベンチが置かれ、それが長く続いている。そこには老若男女が座りそれぞれの楽しみ方をしている。
そこで元気に過ごしている多くのお年寄りを見ることができます。
海外の国々では楽しみ方を知っているなと感じています。少々脚が悪くても杖をついていても車椅子であってもそこに行けば楽しく話す仲間がいる。外で座って楽しむオープンカフェが賑わう文化も同様でしょう。

どこにでも欲しいベンチ

脊椎管狭窄症(ギックリ腰のような)の手術も成功しその後のリハビリを続けていてもまだ歩きはおぼつかない。杖をついて出かければまだ戻らない体力で休む場所が必要です。
リハビリや体力づくりのための運動をする公園にはベンチがほとんどないのです。

高齢化社会は高齢者の声でつくるもの

高齢者や高齢者と同様の障がいを持つ者は自ら街づくりへの声をあげるべきでしょう。
私たちが必要なものは広さの便利でなく休み過ごす場所の必要性です。これは気づき前の世代には思いもよらないことなのです。なるべく小さな店へ行き、必要なものがすぐ手に入るほうが便利であること、これは健常な体を基本とする今の社会がまだ気づかないことなのです。
一緒に声をあげていきましょう。



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