イソヒヨドリは病棟の青い鳥

画像はサントリーの愛鳥活動HPより

「鳥の鳴く声が聞こえますよ」

生まれて初めての3ヵ月に及ぶ入院と静養を過ごせばお医者さん、看護師のみなさん、ヘルパーさんやさまざまなスタッフへのみなさんがチームとなって回復に尽力してくれることに感謝する。そして同室の仲間たちとの毎日にさまざまな喜びがあったことを思い出して書いています。

浜松都心の10Fの南に面する窓の朝のカーテンを開ければ朝から鳥たちがやってくるのが見えます。
鳴き声に気づいた同室の仲間が見つけたのは青い翼を持つ鳥、病棟の窓外にとまっています。

イソヒヨドリです。

調べればその名のとおりに海辺の崖に巣を作って棲むという。時に高層ビルを崖に見立てて棲むものもいるといいます。浜松市の都心に近い病棟の私たちの部屋の窓外にも訪れてくれたのです。

そこに「お食事の時間ですよー」とお部屋係の笑顔の看護師さんが朝食のトレイを持ってやってくる。
私たちはテーブルを広く開けてトレイを受け取り「ありがとう」と言うのです。

「ほらほら看護師さん、青い鳥がよい声で鳴いているよ」

一人が眩しいほどのよい天気の朝がうれしくて「エーデルワイス(映画サウンドオブミュージックで歌われた)」を口ずさむ、それを聴いた看護師さんも学校で習ったよと唱和するのです。

幸せの青い鳥はがんばる看護師さんと私たちおじさん、おじいさんたちにも公平にその美しい声を聴かせてくれるのです。それぞれは辛いことに立ち向かう病棟の生活にそんなことも起きたのです。


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