入院するお年寄りの楽しみは古典落語

かつて落語は娯楽の王様、もう一度聴きたい古典落語の名人芸

生まれて初めての3ヵ月に及ぶ入院と静養を過ごせば見過ごしてしまっていることに感謝できるようになる。
お医者さん、看護師のみなさん、ヘルパーさんやさまざまなスタッフへのみなさんへに教えていただいたこと、同室の入院仲間から学んだことをひとつづつ紹介していこうと思います。 

朝から消灯まで視ていては1,000円カードはすぐに終わる

テレビはテレビカードを使って視るもの

ベッドに寝たままの病室での楽しみ、時間のつぶしかたといえばテレビの視聴がありますがテレビを視るには病棟などで販売するテレビカードが必要です。朝から消灯まで視ていてはかなりの出費になります。

寝たままの同室者は亡父と同じ84歳

四人部屋の同室者は二人が80代、私ともう一人は60代(何人か変わりましたが)で二カ月の同室となりました。
一人の80代は当初ほぼベッドに寝たままテレビも視ない人、コロナ禍の中で家族が見舞いに来れないことから話す相手もありません。患者同士でできることはありませんが「おはようございます」と挨拶することからお互いの見守りをはじめました。

スマホでYoutubeの古典落語を楽しむこと

私は車椅子に乗れるようになりデイルームに出かけるなどの変化はつけていましたが点滴などでベッドで過ごす時間、消灯まで(消灯後も内緒で)大好きな古典落語をスマホのYoutubeで楽しんでいました。
落語の名人の古典落語をイヤホンで聴いていれば長い時間を楽しみながら過ごすことができます。
思いつきながら一人の80代の同室者に「落語は好きですか」と聴けば「大好きだ」と言うのです。

「紺屋高尾」を聴くこと

先輩は古典落語の名人、円朝や円生の活躍した時代に落語を楽しんだ世代、聞けば「紺屋高尾(こんやたかお)」がいい」と希望をいただき検索、スマホにスマホを付けて聴いていただきました。
そろそろ終わったかなという頃に声を掛ければ静かに熱い涙を流していらっしゃった。
入院生活の中では感動する心の起伏などはないのです。先輩の喜びに私こそが感動させていただきました。

リクエストを通じて仲間となる

それから二人の間の話題は古典落語となりました。かつて活躍した先輩世代の名人の名調子のこと、好きな演目の話、それを見つけてはお互いに聴いては「いいなあ、いいですね」と共通の話題ができました。

余るほどの時間を人情落語でそこつ話でクスクスと笑って過ごせば心から健康になれるのです。
もし古典落語好きなお年寄り(私の世代もですし若い方も)がいればイヤホンで聴けるよう準備されていくとよいでしょう。オススメです。



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