見守りすることを学ぶ病棟暮らし 

患者が患者のお世話はできない、けれどもできることもあるのです。

生まれて初めての3ヵ月に及ぶ入院と静養を過ごせば常には見過ごしてしまっていることに感謝できるようになる。お医者さん、看護師のみなさん、ヘルパーさんやさまざまなスタッフへのみなさんへの感謝と共に紹介しています。

病棟暮らしでの学びは4人部屋に入ることからはじまります。プライバシーカーテンだけで隔てられた隣に同室の誰かがいること、ここから教えていただけることが多くあるのです。

看護師さんや場合によってはヘルパーさんが私たちにしてくれることは多いものの、回復具合や可能性からも少し難度があることは自らやってみることをすすめられます。

この場合、「見守り」といい、安全であれば見守るだけである程度ほおっておいてもらえます。
同室4人であればプライバシーカーテンが開いていれば見守りもできることに気づきます。

同室は84歳と83歳という大先輩、少しづつできないことがあり介助は必要でご家族がお手伝いに来たりしますが、いつもではない。
そんな時にお手伝いはできなくとも見守りはできることに気づきました。

時には同室の仲間がベッドからナースコールのスイッチを取り落として鳴らせないこともあるのです。
何もできなくとも同室の仲間の様子を「見守る」ことで、少しだけお手伝いできる可能性を持つのです。

手術後の痛みがひどい夜があった。「ポン」と隣ベッドのナースコールが鳴り看護師さんがやってきた。
「どうしましたか」と聞かれて「俺じゃなくて隣の若い衆(62歳なんですが83歳の先輩からすれば)が痛がってる」と伝えていただき看護師さんを呼んでいただいたのです。

お互いに何もできなくても見守りはできることを同室の先輩に教えていただきました。

※コロナ禍の中も懸命に働くHEALTH FIGHTERのみなさんに拍手と応援の気持ちを贈ります。



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