立ち歩く基本練習は平行棒で

ベッドから車椅子に乗り移れるようになれば車椅子で移動してリハビリルームで立ち歩くためのリハビリがはじまります。立つだけでなく歩く練習の基本は絵のような平行棒を使って行われます。

まずは平行棒の端に椅子を置き、車椅子から椅子に座りなおし理学療法士の先生の指導でまずは平行棒に手をついて立ち上がります。最初は立つことが目標、引けている腰も次第に立つようになり立ったまま維持できる時間も長くなってきます。

立てば歩めの平行棒

続いて平行棒に手をついたまま歩く練習がはじまります。最初は後ろから平行棒の外側から先生に腰などを支えられての歩行、最初は角まで歩いて向きを変え椅子まで戻る練習です。
62歳になって立てば歩めの練習、頭の中で「あんよは上手」と囃しながら応援してくれた父や母の声が蘇ります。両手をついての歩行で往復数を増やしていきます。最初は椅子に戻り座れば肩で息をするほど疲れます。

手の平つきから指つきで歩く

手のひらを平行棒の上についての歩行ができるようになれば平行棒の高さを少しあげて指先づきでの歩行も練習します。腰がしっかり立ち往復数も増えてくれば手指だけで支えるだけでも歩行が可能となる。いよいよ歩けるようになってきたと自信がでてきます。

片手離しで歩く両手離しで歩く

リハビリルーム内には平行棒を卒業して歩行器で歩いたり、さらに杖歩行をしたり、先生に付き添われながらの歩行訓練する仲間がたくさんいます。毎日リハビリで会う仲間もがんばっていることで身近な目標ができます。
「片手離しで歩いてみよう(もちろんいざという場合は両手をついて支えます」、「両手離しで歩いてみよう」と進んで車椅子からの卒業を夢見てがんばるのです。

療法士の先生は若きエキスパート

私についていただいた先生は一人が30代の先生、もう一人はまだ一年目の女性の先生でした。リハビリの療法士を目指して学び、先達や多くの同僚と毎日専門の指導を行っています。私ができないことを教えてくれる、指導してくれる先生です。歳は若くとも指導には「ハイ!」と大きな声で応え取り組み、意気込みを伝えたいと「イチニー、イチニー」と声を出して歩きました。
今でも再び歩けるようにしていただいた懐かしい師として思い出します。

10段階で伝える疲労度

一連の運動が終わり椅子に座ると先生が示す紙シートに印刷された10段階から疲労度を伝えます。
上から非常にきつい、きつい、ややきついなどの指標を先生に示します。

車椅子で病室に戻れば

平行棒の練習も続き立ったり歩いたりできるようになれば先生のテストで車椅子からベッドへ安全に乗り移れるかの試験を受けます。先生からの報告で看護師さんにも確認いただき、乗り移りが「一人でできるもん」の患者となります。リハビリは少しづつ力と自信を与えてくれます。



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